2025/09/21 18:42



お久しぶりです。

たくやです。

何年か前にブログで商品を紹介していましたが商品に関係ないこと書きすぎてお叱りを受けた為、数年中断していました。笑

またブログを始めようと思い、こうして書いてる訳ですが。。。

これからのブログは商品8:個人的趣味、趣向2の割合でやっていこうと思います笑


ではさっそく商品紹介を。


















~80's "Bullock's" double-breasted blazer

所謂"紺ブレ"です。

ですが、古着ではあまり見かけないダブル仕様。

どこか英国な香りがしますが、それもそのはず。

ブレザーは元々イギリス発祥。

後にアメリカへ渡り"アメリカントラディショナル"の象徴として日本にも多大な影響を与えました。

ルーツは諸説ありますが、英国海軍の士官が着用するダブルのネイビーブレザーが起源のようです。

もう一つのルーツは学生たちのスクールジャケットやクラブジャケット。

二つの潮流が合わさったものが今のブレザーという訳です。









ルーツは英国とお話しましたが、このブレザーは正に英国式なブレザー。

6つボタン2つ掛けのダブル。

腰ポケットはフラップ付きの玉縁。

袖ボタンは4つ。

コテコテの英国式であればサイドベンツですが、こちらはボタン留め可能なセンターベンツ。









生地は恐らくウール、

綾織りされた紡毛生地。

秋冬に特化した仕様になってます。

何より触ったら分かるんですが、生地がとても良い...

重厚でしっかりした耐久性のある生地なのも英国ならでは。

仕立ての良さが見てとれます。









右の腰ポケットの上には"チケットポケット"

コインポケットですね。

ジャケットの表にコインポケットを設けるのも英国スタイル。

"チケットポケット"という呼び名も英国ならでは。

19世紀中頃から地下鉄があった英国の歴史を物語ってます。









裏地は総柄。

クラシカルで派手な色は使わないのが英国式。

アメリカのブランドなので、こういった遊び心を入れたのか。

はたまた年代的に流行りを反映したのか。

どちらにせよ総裏地は耐久性が増すのでグッドポイントかと思います。

ちなみにこの総柄ですが、表のポケットのフラップ裏にまであしらわれていて抜かり無いです。









ここまで見てきましたが、中々良いジャケットではないでしょうか。

こんなに良いのになんでみんな手に取らないんだろうと思いご紹介させていただきました。

気温的にイメージが湧かないかもしれませんが、秋はすぐそこです。

感度の高い人たちは既に良い秋冬物を買っています。

なのでいざ気温が本格的に下がった頃には良い物が既に売れているというのが現状。

気になっていたのに既に売れているなんて、すごく勿体無いです。




最後にこのブレザーについてなのですが。

やはり正統に着るのが一番かっこいいと思います。

英国の伝統スタイルでいくなら、ストライプシャツにドットタイやボウタイ、グレーや白のスラックス、足元は内羽根式の黒のストレートチップや白のスエードシューズ。

洋服好き、古着好きな方なら分かると思いますが、アメリカントラッドのそれとは一線を画すのが英国スタイル。

かく言う私もアメリカントラッド、アイビーでブレザーというものを見てきて育ちました。

なのであまり馴染みが無いかもしれませんが、掘り下げていくと英国式なブレザースタイルもめちゃくちゃかっこいいです。

カジュアルからビジネス、セミフォーマルまで対応できる装い。

結婚式の二次会なんかこういうスタイルで参加したらすごく粋で洒落てますよ。

ですが式はダメです。幾ら昨今の結婚式はゆるくなってきているとは言えNGです。

悪しき風習は淘汰されるべきですが、正統な伝統やマナーは崩してはいけません。

あと正統に着るのが一番かっこいいと言いましたが、カジュアル着なら崩して着るのも全然ありです。

着用画像での私もパンツはレザーパンツですし、Tシャツとカーディガンの上からブレザー着てます。

ここまで色々言ってきましたが最初は自由に着て良いと思います。

英国式ブレザースタイル、引いてはアメリカントラッド、アイビーを好きになるきっかけになれば良いなと私の個人的な願望でオススメしてます。笑

若者にこそ着てほしいですし、してほしいスタイルたち。

映画 ”卒業” のダスティン・ホフマンみたいなスタイリングの若者が誕生することを切に願ってます。










長くなりましたが、今日はこれにて。

ご紹介した商品はBASEにも掲載しています。

是非ご覧になってください。

では!!